関東地区の鉄筋メーカーは量を追わず価格重視の姿勢を貫く。建設業界のいわゆる「2024年問題」により労働力不足は深刻化。工期の長期化などで24年度の国内鉄筋需要は「前年以上に盛り上がることは考えにくい」(メーカー筋)との見方が大勢を占める。一方でコストプッシュ要因は多く、メーカーは値上げの旗を降ろさず、再生産可能な価格の実現を意識した販売姿勢を...