銅の国内相対取引の参考値となる電気銅建値は急伸し、過去最高水準にあるが、銅・黄銅スクラップ市場への浸透には濃淡が見られる。需要の先行きが低調と見通される品種に対しては建値下落に対する警戒感が強く、問屋筋は仕入れ値設定に慎重となっている。 4~6月期の伸銅メーカー需要は前四半期と同水準になるとの見方が優勢となっている。そのため、足元で荷余り感...