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鉄鋼ニュース

2017/06/19 06:00更新

ワコースチール、厚板加工事業に特化

 新日鉄住金系列のワコースチール(本社・千葉県成田市所、社長・清水健五氏)は、薄中板加工販売から撤退し、中核部門である厚板溶断加工・製罐事業に特化した。熱延コイル加工用設備を撤去し、跡地の有効活用を含めて構内レイアウトを改善。設備や人的資産をフルに厚板事業に傾注し、主軸の建機分野やセグメント関連をはじめ顧客満足度を高めつつ最大プロフィットを生み出す態勢を整えた。

 薄板事業撤退は、需要構造の変化によって受注数量が激減し、採算性も大きく悪化。将来にわたっても事業収益性が展望できない中で経年劣化設備の更新に対する投資効果が見込みづらいと判断したことによる。
 今年3月末までに、稼働開始から50年以上が経過していた熱延コイル用の大型レベラーシャーライン(1962年製)と二次加工用オートシャー2台を撤去。跡地約2600平方メートルを、厚板事業用の新たな有効スペースとして創出した。
 ここの有効活用も含めて抜本的に構内物流・運搬・置場体制を改善。分散していた開先加工設備を集約し、効率配置したほか、厚板母材、加工仕掛かり品、製品ヤードを増床して母材搬入―加工―製品搬出までの動線を最短にし、出荷までのトータルリードタイム短縮を実現した。
 また、セグメント向け機械加工を行うNC大型5面加工機(高速マルチセンタ)を設置する建屋(9号棟)は、これまで設備保全施設が同居していたが、これを移設したことで9号棟をセグメント専用建屋とし、本格的な受注増を間近に控えて万全の態勢を備える。
 セグメント増によって夏場以降、厚板溶断(切板)も含めて旺盛な受注が見込まれ、一部設備によっては昼夜2直操業で対応するが、薄板設備オペレータだった要員6人を厚板事業にシフト。マンパワー確保についてもクリアしている。
「厚板専業元年」に
 同社では今年度を「厚板専業元年」と位置づけ、無理なくコンスタントに月産3千トン超の厚板加工をこなしつつ、ROS(売上高経常利益率)で7%以上の確保を目指す。

続きは日刊鉄鋼新聞をご覧ください。

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