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鉄鋼ニュース

2017/04/18 06:00更新

愛知製鋼と日本発条、トラック・サスペンション向け高強度板ばね用鋼開発

 愛知製鋼(社長・藤岡高広氏)は17日、トラック・サスペンションの板ばね枚数を削減するなどで大きな軽量化・燃費改善につながる高強度板ばね用鋼「AUP30NS」を日本発条(ニッパツ、本社・横浜市、社長・茅本隆司氏)と共同開発した、と発表した。独自の成分設計と、チタン炭窒化物の析出制御による組織の微細化などにより、世界最高レベルの強度を持ちながら優れた靭性を実現した。すでに一部車種での採用が決定しており、今後、海外での採用実績拡大にも期待している。

 トラックのサスペンション用素材として通常用いられる板ばね用鋼は、タイヤから車体に伝わる衝撃を吸収する役目を持つため、高強度で優れた靭性が必要。しかし、高強度化すると靭性が低下してしまい、両方の性質を満足する鋼の開発が求められてきた。
 愛知製鋼は、ニッパツと共同で10年がかりで研究開発を進めた。高硬度領域で優れた靭性を発揮する独自の成分設計に加え、鋼材製造から板ばね成形のプロセスで、材料成分と製造条件によって析出物の分散状態を制御して組織を微細化することにより、世界最高レベルの強度を確保しながら現用鋼を超す靭性を備えた鋼の開発に成功した。
 これにより、板ばね用鋼を重ねる枚数を減らしながらサスペンションの性能を保持することができ、車体の軽量化と省燃費化につながる。
 製造は愛知製鋼知多工場で行う(国内特許取得済み、海外は申請中で一部取得済み)。開発にあたっては、材料設計から製品までを工程スルーという愛知製鋼の強みが生かされた。
 自動車メーカー各社は、省燃費、軽量化に向け部品単位での研究開発にしのぎを削っているが、日本国内だけでなく海外でも軽量化ニーズは高まっており、両社ではグローバル市場での実績拡大を目指す。

続きは日刊鉄鋼新聞をご覧ください。

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