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鉄鋼ニュース

2017/02/16 06:00更新

輸入薄板価格が急騰、冷延オファーは8万円に接近

 輸入薄板価格が急騰している。主要ソース2社の韓国ポスコ、台湾・中国鋼鉄(CSC)が累計2万円以上の値上げに昨年末から取り組むほか中国材も値上げが進み、メーカーを問わず冷延コイルで契約販価8万円(持ち込み)に近い水準にまで上伸。熱延で7万円、めっきで9万円がメーカーの目指す価格帯になっている。ただ、コイルセンター(CC)など流通筋は仕入れ値の急騰に警戒感を強め、国内材も含めて仕入れ量を抑制する状況で、メーカーが目標とする価格帯にどこまで近づくか注目される。

 こうしたメーカーの高唱えは、CCなど流通筋にとって「受け入れ難い」(流通筋)価格帯。市中薄板相場は上伸基調が続くものの、市況性の高い中板でも6万円に届いたかどうかという水準。ユーザー向けの多い冷延スリット品に至っては、採算面でさらに深刻な状況で、相場を大きく上回るコイルは買いづらいのが現状だ。
 仕入れ値の急上昇に対してCCは警戒感を強めており、店売り中心に唱え値を急ピッチで引き上げている。一方、仕入れについても相場と大きくかけ離れたメーカーのオファー価格だけに「原料炭価格も最高値から下落した。必要な分だけ買いたい」(CC筋)との声が聞かれ、購入量に関しては慎重な姿勢にある。
 国内外メーカーの高値玉が入荷し始めるのは4月以降。それに対応した相場が形成できるかどうか、まだ不透明な状況だ。
 急ピッチで値上げが進むのは、日本マーケットがアジア圏で最安値圏にあることも影響しているとみられる。中国国内の熱延コイル価格は約4千元(置き場、増値税込み)に近く、輸出市場でも中国産熱延コイルで550〜560ドル(FOB)。中国国内だけでなく、輸出マーケットでも今の日本市場に比べると割高感がある。
 韓国、台湾も同じような状況で、こうした日本マーケットにおける値上げの遅れについて「昨年春に値上げを完遂できなかったのが原因の一つ」(海外メーカー関係者)との声が聞かれ、急ピッチでの販価是正・相場上伸が迫られる要因になっている。

続きは日刊鉄鋼新聞をご覧ください。

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