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鉄鋼ニュース

2017/01/12 06:00更新

新日鉄住金ステンレス、店売り向けニッケル系冷薄1万5000円上げ

新日鉄住金ステンレス(NSSC)は、店売り向けニッケル系冷延薄板の1月契約販売価格を1万5千円値上げする。独自のアロイリンク方式に基づき、アロイ価格の上昇分を販価に反映する。昨年8月契約以降の累計値上げ幅は4万円になる。1〜3月積みのフェロクロム価格急騰を反映するのは2、3月契約から。急激かつ大幅な価格上昇は流通、需要家にとって痛手だが、アロイリンク方式がステンレス産業の存続に不可欠なことについて丁寧に理解を求めていく。

1月契約のアロイ価格上昇は、円安進行に加えてLMEニッケル価格が小幅上昇したため。昨年12月下旬以降はLMEニッケル価格が軟化したが、1〜3月積みフェロクロム価格急騰の影響が大きく、2、3月契約とも連続値上げが必至だ。
内需は堅調で、仲間売りを中心に先高観に伴う先行買いの動きも出ている。光、鹿島製造所の薄板工場はフル操業を続け、「安定品質・安定供給の継続が最大の課題」(楠木孝二郎薄板営業部長)という。販売面では「継続的取引先の実需に応えるためにも、足を運び丁寧に会話させていただく」(同)とする。
Cr系冷薄、5000円値上げ
新日鉄住金ステンレスは、店売り向けクロム系冷延薄板の1月契約販価を5千円値上げする。前提とする原料価格算定期間(昨年11、12月)は直前(同10、11月)より円安に振れたため、独自のアロイリンク方式に基づくアロイ価格が5千円上昇する。昨年9月契約以降の累計値上げ幅は3万5千円(6月契約以降は4万5千円)。
クロム系冷薄の国内需給は極めてタイト化している。実需堅調が最大の要因だが、フェロクロム価格の急騰に原料炭価格の高騰や円安進行が重なり、クロム系冷薄では異例の短期間での大幅値上げを実施していることで、市中の仮需を刺激している面もある。NSSCは実需の把握に努めながら安定品質・供給の継続に取り組む。
一方、1〜3月積みフェロクロム価格の急騰に伴い、2、3月契約は連続値上げが必至で、昨秋以降の累計値上げ幅は6万円程度に達する可能性が高い。NSSCは2、3月契約販価に言及していないが、アロイリンク方式を堅持する姿勢は変えていない。
厚中板も1万5000円上げ
新日鉄住金ステンレスは、店売り向けニッケル系厚中板の1月契約販価を1万5千円値上げする。独自のアロイリンク方式に基づくアロイ価格が1万5千円上げとなる。
国内需要ではIT関連や公共投資案件が堅調で、化学分野での一部投資案件も具体化し、当面は底堅く推移する見通し。海外市場でもストッキスト向けが引き続き堅調で、IT関連を中心に一定レベルの引き合いが継続している。このような需要環境下でNSSCは実需見合いの受注を行い、八幡製造所はほぼフル操業のレベルを維持している。

続きは日刊鉄鋼新聞をご覧ください。

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