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鉄鋼ニュース

2017/01/10 06:00更新

海外ホット市況に天井感、500ドル台半ばに収れんへ

 昨秋から急騰し続けてきた熱延コイルの海外市況に天井感が強まってきた。向け先によって幅があるが、運賃込みのCFRベースでトン当たり500ドル台半ばを付けて以降、市況押し上げの一因となってきた原料炭のスポット市況で高値修正の動きが進んだことで、ホットも上値が重くなりつつある。ただホットの需給にはタイト感が強く、海外ミルもマージン改善が途上だけに、現状のレンジから早期に値崩れする可能性は低い。

 海外ホット市況は急騰局面の中で国・地域によって値幅が広がっている。上伸が遅れた市場では520ドル、東南アジアの一部では580ドルと開きがあるが、おおむね550ドル程度で推移している状況だ。
 足元、日本の高炉大手は好調な内需や設備改修などがあり、ホット輸出の成約を急いでいない。ポスコなど韓国勢も輸出商談に消極的という。当面のトレンドを形成しそうな中国ミルは2〜3月積み商談を始めたが、値上げ提示こそ見られなくなったものの、大きく値を下げたオファーも出ておらず、底値切り上げもあって当座は500ドル半ばに収れんしそう。昨秋比ではなお150ドルほど高い。
 ホット急騰の一因だった原料コスト情勢は、原料炭のスポット価格が一時の300ドル超から3割近く値を下げたが、鉄鉱石のスポット価格が80ドルへと3割強上昇しており、マージン確保が厳しい中で海外ミルも販価は下げにくい。一方、中国ミルの輸出姿勢を左右する中国内の市況は、1月下旬からの旧正月(春節)前とあって足元の動きは鈍く、先行きが見通しにくくなっている。方向感が定まるのは、春節明けの2月上旬以降となりそうだ。

続きは日刊鉄鋼新聞をご覧ください。

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